AKB48をはじめ、秋元康さんがプロデュースしてきた48グループは、もはや数えきれません。
日本国内はもちろん、海外にも複数のグループがあるということはファンじゃない方であれば初めて知って驚いたという方もいるのでは。
しかし、そんな48グループは海外で大変なことになっていたのです。
解散したり、活動スタート前に終了したり、メンバーをリストラしたグループもあったとか。
一方で、ちゃんと活動を継続しているグループもあったのでした。
それでは、こういった各グループの内情を見てまいりましょう。
国内、海外に48グループはどれくらいあるのか

AKB48を知らないという方は、まずいらっしゃらないことでしょう。
しかし、他にも複数の48グループがあることは知っていても全部言えるという方は、よほどのファンでなければ少ないのではないかと思います。
そこで、まずは、秋元康さんがプロデュースする48グループとは、どれだけ存在したのか、確認していきたいと思います。
まずは、日本国内で結成されたグループです。
- 2005年に結成された東京都が活動拠点のAKB48
- 2008年に結成された名古屋市が活動拠点のSKE48
- 2010年に結成された大阪市が活動拠点のNMB48
- 2011年に結成されたが福岡市が活動拠点のHKT48
- 2015年に結成された新潟市が活動拠点のNGT48
- 2017年に結成された瀬戸内が活動拠点のSTU48
日本国内だけでもこれだけあった、48グループ。
しかし、海外にもまだまだありました。
続いては、その海外で結成されたグループです。
- 2011年に結成されたジャカルタが活動拠点のJKT48。
- 2017年に結成されたバンコクが活動拠点のBNK48。
- 2018年に結成されたマニラが活動拠点のMNL48。
- 2018年に結成された上海が活動拠点のAKB48 Team SH。
- 2018年に結成された上海が活動拠点のAKB48 Team TP。
- 2019年に結成されたチェンマイが活動拠点のCGM48。
48グループは、想像以上に実にたくさん存在したのですね。
DEL48は解散、MUB48は活動すらできないまま終了

さて、これだけ存在した48グループですが、中には設立こそされたものの解散したグループ、活動すらできないまま終了したグループもありました。
いずれも、インドで活動していたグループです。
解散したのはDEL48、活動すらできないまま終了したのはMUB48でした。
DEL48やMUB48がこのような結果になってしまった理由とは、いったい、なんだったというのでしょうか。
DEL48やMUB48の残念な結果については、現地の運営会社であるYKBK48が2022年7月13日に、その理由を説明しています。
まず、DEL48は2020年新型コロナウイルスの影響によって、一時的に活動を停止する旨を発表されていました。
その後、活動再開を模索していたものの結局、活動再開されることはなかったというわけです。

一方、MUB48は活動開始が決まったものの、具体的に活動が行われることはないまま時間だけが過ぎてきたという異常な状態でした。
そして、そのまま終了することになった旨が発表されることとなり、その原因はやはり新型コロナウイルスの影響によるものだったのです。
コロナ禍は海外のアイドルグループにももろに直撃していたのでした。
DEL48とMUB48が設立された経緯とは?

とても不遇な運命をたどっていた、DEL48とMUB48。
そのこれまでの流れについても確認しておきましょう。
48グループがインドにあらたなグループを設立すると発表したのは、2017年のこと。
最初に発表されたのはムンバイが活動拠点のMUB48で、その後デリー・インド北部が活動拠点のDEL48も発表されました。
そして、2019年これらのグループを運営するYKBK48が設立され、MUB48とDEL48の設立が発表されたのです。
なお、DEL48は2019年には、『NHK紅白歌合戦』にAKB48紅白世界選抜として出演するメンバーとして、グローリーさんが決まります。

将来有望であるかのように見られていました。
それだけに、こういった結末を迎えてしまったことは、メンバーもファンもさぞかし肩を落としてしまったことでしょう。
いずれ、何らかの形によって、MUB48とDEL48のメンバーたちに再び活躍の場が与えられればいいですね。
SGO48は解散してJKT48はメンバーをリストラ

しかし、悲哀の歴史をたどっていたのはMUB48とDEL48だけではありませんでした。
ホーチミンを活動拠点としていたSGO48は、やはり解散してしまいました。
そして、ジャカルタを活動拠点としているJKT48は、解散こそ免れたもののメンバーをリストラして存続するという微妙なことになったのです。
SGO48は、2018年にデビュー。

しかし、わずか3年後の2021年新型コロナウイルスの影響によって活動継続が困難になり、解散することになってしまいました。
一方、JKT48は2011年に結成されたという、比較的歴史のあるグループ。
48グループの中で、初となる海外を活動拠点とするグループでもあります。
ですが2021年、こちらも新型コロナウイルスの影響によって活動継続が困難になります。
解散はしなかったものの、65人いたメンバーのうち、26人をやむなくリストラすることを発表したのでした。
これまでも選抜総選挙など、独特の手法がとられてきた48グループですがリストラというのも初耳で、インパクトがありますね。
ベトナムとインドのほかの国では存続

このように、たくさんの海外の48グループがコロナ禍の悪影響を受けていたのは、ずいぶんショッキングでした。
ベトナムとインドのほかの国では、複数のグループがそのままの形で存続していたのです。
それは、バンコクのBNK48、チェンマイのCGM48、上海のAKB48 Team SH、マニラのMNL48。
なお、BNK48では、本家の日本ではすっかり実施されなくなって久しい選抜総選挙も行われるなど、とくに活気を呈しています。
本家も含め、ふたたび48グループが浮揚できればいいですね。
まとめ
まさか、女性アイドルグループの一時代を築いた48グループが、海外でこのような状況になっていたとは、ビックリしましたね。
解散に追い込まれたDEL48、SGO48も気の毒ですが、活動すらできないまま終了したMUB48、メンバーをリストラしたJKT48も、それぞれ、大変だったと思います。
ファンの方々も、さぞかし残念だったことでしょう。
しかし、その一方で、生き残り、精力的に活動しているグループもありました。
ダメージを受けた原因には新型コロナウイルスもあった以上、ますます、こういったグループの活性化のためにも、一日も早い収束が望まれますね。